自律神経失調症(冷え性、不眠症、うつ他)

冷え性

体が芯から温まる上、自律神経・内分泌系の機能を調整して手足の先まで血液の循環を良くしますから、冬の寒い時期でも楽に過ごせるようになります。

バセドー病(甲状腺機能亢進症)

異常に亢進した基礎代謝を低下させる作用がありますので、症状を緩和します。

橋本病(慢性甲状腺炎)

甲状腺機能低下症の場合は、皮膚の光線感受性も低下しますので、光線を充分に照射する必要があります。光線の照射により、甲状腺腫は軟らかくなり縮小します。 
光線が不足すると、例えビタミンDを与えても、甲状腺組織は変性し機能障害を起こしますが、光線を照射すると正常化します。 また、近年に至り、ビタミンDが脳下垂体の甲状腺刺激ホルモン分泌細胞に作用することが明らかにされ、光線が甲状腺機能を調節する機構の一端が解明されました。

糖尿病

糖尿病糖尿病患者のインシュリンの生成・分泌を促して、高血糖を改善する効果があります。また、合併症を予防する上で有効に作用します。近年、ビタミンDが膵臓のランゲルハンス島β細胞に作用してインシュリンの分泌を促すことが明らかにされました。

不眠症

光線は全身の血流をよくして脳の充血をとり、自律神経機能を調整して精神を鎮め心地良い安眠をもたらします。
(日中に光線を体に照射すれば、皮膚を介してセロトニンの分泌量を高めるため、就寝時にメラトニンの分泌量が増して、ぐっすり眠るのに役立ちます)。

うつ病

うつ病では、脳内のセロトニンの量が減少していることが知られています。太陽の光は、脳内のセロトニンの量を上昇させて抗うつ作用を発揮するので、うつ病に有効と考えられています。太陽光と近似した光線療法が、うつ病・うつ状態に対して有効なことはご理解いただけることと思います。(秋から冬にかけては日照時間が短くなることから、「冬季うつ病」と呼ばれる季節性感情障害に陥る人が増えることが知られています)

更年期障害

更年期障害は、卵巣ホルモンの分泌が低下する時期に起こりますが、脳にある内分泌中枢の老化が自律神経中枢にも影響します。
この自律神経系の変調が、更年期の不定愁訴(肩こり・腰痛・頭痛・頭重・疲れ・めまい・のぼせ・不眠・動悸・物忘れ・憂鬱・冷え性など)を生じさせます。
なので、更年期障害の治療は、自律神経系を安定させることが第一です。
自律神経失調状態では全身の血行が悪くなり、冷え性になります。
更年期障害の多くは冷え性を伴いますので、体を冷やさないことが大切です。
これが更年期障害の不定愁訴を軽減させることに役立ちます。

光線療法は、卵巣機能の衰えからくるホルモンのアンバランスと自律神経系の乱れを調整し、冷え性も改善します。また、気分も爽やかになり、種々の自覚症状が軽減して行きます。